エクセルのグラフ描画を動画化(2)

投稿者: | 2025年12月30日

前回の続きです。

前回の最後で、\(P_2(t)\)が次の通り得られました。

\(P_2(t)=\overrightarrow{OP_1}(t)+\overrightarrow{P_1 P_2}(t) = (R_1 cos(\omega_1 t) + R_2 cos(\omega_2 t),R_1 sin(\omega_1 t)+R_2 sin(\omega_2 t))\)

取り敢えずエクセルで描画

アニメーションの動画を得る前段階として、エクセルの散布図機能を使って静止状態の2次元描像を得ることにします。

下のようなエクセルのグラフを作成してみました。

上のR1,ω1,R2,ω2は\(P_2(t)\)の式中に現れる定数を示しています。

時間ステップは、時刻tを連続的に変化させた際の変化量を示します。

各々のセルの数式は、次の通りです。

t列

\(t_i = index \times step\)

(\(t_i\)は時刻\(t\)を離散化した値)

 [@index]*$B$6

X列

\(X(t_i) =R_1 cos(\omega_1 t_i ) + R_2 cos(\omega_2 t_i )\)

$B$2*COS($B$3*[@t])+$B$4*COS($B$5*[@t])

Y列

\(Y(t_i) =R_1 sin(\omega_1 t_i ) + R_2 sin(\omega_2 t_i )\)

=$B$2*SIN($B$3*[@t])+$B$4*SIN($B$5*[@t])

グラフの設定

X列、Y列を選択して、グラフ作成メニューから散布図を選択します。

グラフ描画ができたら、定数を適当に変化させて、グラフ描画がどのように変化するかを確認してください。

作成例のファイルは以下からダウンロードできます。

続き

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